インプラント

10月10日にかねてより計画していた、インプラントの施術に自由が丘の歯医者さんまで行って来ました。

始めに、受付で待っている間に抗生物質と鎮痛剤を飲まされてから、イソジンでうがい。いつのも治療室とは違う「特別室」へ案内される。この後に起こるスプラッターな展開を想像することも無く、ちょっとしたVIP気分。

看護婦（歯科衛生士？）さんはいつも見かける方なのだが、着ているのは白衣ではなく、テレビとかでよく見るブルーの手術用のだ。

靴下を脱がされて、電極を左足首両手首、左人差し指の先にも･･･だんだん雰囲気が盛り上がってくる。

口の中を照らす顔の前のライトの取っ手にも、ブルーの使い捨てのシートを巻く。色々な材料を次々と袋を破いて取り出す音がする。

右腕には5分毎に血圧を測定するためのバンドを巻かれる。スイッチを入れると、コンプレッサーがシュコンシュコンと動き出す。心電図もピコーンピコーンと鳴りだす。

そこにブルーの手術衣を着た担当の先生が登場。挨拶の後、顔に口の部分だけ空いたシーツを張り付けられる。この時点で、まだどこも痛くも無いのに緊張でドキドキして脈が早くなって来るのが分かる。

インプラントは保険適用外なので、高額な印象だったが、ここまでのセッティングとコスプレを観るだけでも、治療費の半分位は払っても良いかな？と思えるくらい物々しい雰囲気が出来上がっている。

その後、インプラントを施術する歯茎の周り4箇所ほどに麻酔の注射を打たれる。また口の周りにもピリピリする消毒液？を塗りたくられる。

既に視界が塞がれているので、全ては音と感触だけの世界だ･･･いよいよ開始だ。

以前通っていた歯医者さんでは、衛生士さんが乱暴なので「大工」のようなと表現したが、今回は旋盤工場が口の中に引っ越して来た感じだ、桁が違った。普段の歯を削るリュ―ターより、何倍もパワフルな機械が口の中で暴れている感じ。

長時間口を開けているのが苦しいので、だんだん閉じ気味になってきたらしく「バイト･ブロック」というドアストッパーみたいなのを口に噛まされる。その上、下顎を先生にガキッと掴まれて首から上の自由が全然きかない･･･（以下略）

一時間弱で全てが終了。終わった安心感と共に緊張が解けた為、本当にぐったりする。先生が、ホッペを冷やすと楽になりますよと言って、ハンカチを巻いたミニアイスノンを貸してくれた。しばらく受付で涙目のままボーっとする。

その後レントゲンを見せていただき、上手くいきましたよと説明してくれた。上手くいったのと優しくしていただいたのは良かったけど、その時はこんな目にあわせて～、と逆恨みの気分だった･･･。

でも、今は無事に終わって本当に感謝しています！良かった～。





結論！
僕の場合はインプラントの埋め込み作業は、奥歯を抜歯した時の2倍のダメージでした。

さすがに、この日は帰ってからお酒を飲むと死にそうだったので、図らずも今年初の休肝日になりました。めでたしめでたし。