犬のような猫

ミャアちゃんの日課にお散歩があります。深夜になると、ドアを少し開けて外に出してあげるのです。

以前は外に出すと勝手に建物の中をウロウロしたり（外には出れない）、フェンスの上から外を通る人や車を興味深げに見ているだけで満足していたのですが、最近は一人遊びに飽きたらしく、僕と追いかけっこをするのが好きになってしまったんです・・・。

ドアの外でニャアニャア鳴いてうるさい時は仕方が無いので、共用部の円形の廊下を一緒に走ります。基本はミャアが僕を追いかけてきます。こっちは深夜で既に寝酒を飲んでいるので、すぐ息が上がってハァハァいいますが、そんなのはミャアは知ったことじゃありません～♪

僕のスピードが落ちてくると、ミャアは後ろからふくらはぎに抱きつくようにタッチして追い抜いていきます。そうすると今度は僕が追いかける番で、ヨロヨロと足元をもつれさせながら、ミャアを追いかけます…。

ミャアは時々後ろを振り向きながら僕の様子を伺って、ちょうど捕まらないような距離を保って逃げて行きます。僕が本当に疲れて歩き出すと、ミャアも走るペースを落として調子を合わせてくれます。それを何度も繰り返すのです。ミャアはなかなか許してくれません。

そんなこんなで20周くらい走るとミャアも満足して廊下にごろりと横になります。そのころになると僕は具合が悪くなりソファに横になります…。

で、しばらくするとミャアが部屋に戻って来て、「ニャア！ニャア！（またやるよ～♪）」と鳴くので第二ラウンドが始まります…。





↑途中の休憩で風呂場の蛇口から水を出させて飲むミャア。僕は完全に奴隷です…。





↑ライオンキングのように階段の踊り場から自分の領土を見下ろすミャア。